麻酔が心配です|加古川市の総合動物病院(犬・猫・エキゾチックアニマル)

はとの里動物病院

動物たちの病気と治療
Diseases and treatments

麻酔について

麻酔が心配です
飼い主さんの声
全身麻酔をかけて手術をすることが怖いです。全身麻酔は安全なのでしょうか?
当院の獣医師より
~麻酔とは…「コントロール可能で可逆的な意識・感覚の消失のこと」~
これから行う治療や手術の種類に応じて、薬を使って睡眠状態(意識・感覚が消失した状態)を作り出し、その深さを調節することが可能で、しかも元の状態(意識のある覚醒状態)に戻すことができる処置のことです。

~全身麻酔の目的は?~
手術による痛みをなくし、手術中に動物の体が動かないようにすることで、安全に手術を行うために必要なのが全身麻酔です。
全身麻酔と聞くと、怖くてリスクの高いものだと感じる方は多いと思います。
それが理由で手術をためらう方もいるでしょう。
では、自分のこととして考えてみたときに、麻酔をせずに体にメスを入れることが出来ますか?
どんなに精神力の強い人でもきっと耐えられないでしょう。
麻酔のない状態で手術をすることは、動物にとっても到底耐えられるものではありません。
また、手術が適応になる病気は、手術をしないと治らない病気がほとんどです。
腫瘍を切除したり、開腹手術をしたりするのは、そうしなければ病気を治せないからなのです。
麻酔が怖いという理由だけで手術をしないということは、治る病気を治療せずに悪化するのを待つということに繋がります。

~全身麻酔の方法~
動物に十分に酸素を吸わせたあと、静脈から注射麻酔薬を入れると意識がなくなります。
口から気管にチューブを通して、人工呼吸器につなぎガス麻酔を吸入します。
ガス麻酔は肺から血液中に吸収され、脳を通ってまた肺へと排出されます。体内で代謝されることはほとんどなく、肝臓や腎臓に負担がかかりません。
また、ガス麻酔を吸入している間は意識はなく、痛みも感じません。
手術中は常に麻酔濃度、血圧、心電図、酸素濃度などのモニタリングをして調節することで、安定した状態を保ちます。
手術が終わると同時にガス麻酔を止めることにより、麻酔の効果が切れて覚醒します。

★決して、全身麻酔を怖がりすぎる必要はありません!
 むしろ、病気の治療を前に進めるためにとても便利なものだということを、ぜひご理解ください。
 ご心配、ご不明な点は遠慮なく獣医に相談してくださいね。